坂上二郎さんの訃報を聞いて

『あまりにも突然の訃報にショックでした。よき時代に活躍された方がこんな風に亡くなると悲しみが胸の中にこみ上げてくるよ…。』



 坂上二郎さんが亡くなりました。昭和のお茶の間のテレビから、ある時は萩本欽一さんと組んだ「コント55号」として笑いを誘い、またある時は俳優として活躍し、さらには歌手としても感動を我々に与えてくださった、正にエンターテイナーそのものでした。


 坂上さんが歌った楽曲に「学校の先生」という曲があります。1975年にEPでリリースされた曲ですが、ワタシが初めてこの曲を耳にしたのはだいたい5年前に放送されたNHKラジオ深夜便』。
3時台の「日本の歌・こころの歌」で「俳優が歌った名曲」特集をやっていて、左とん平さんが歌った「とん平のヘイ・ユゥ・ブルース」と並んで、初めて聴いて印象に残った事を覚えています。
 学校の先生が教え子の事を思い出し、三人の教え子とのエピソードを語るところには涙なしでは聴けません。この曲を聴けば今の先生は云々とか社会がどうだとか考えずにもいられなくなります。まずはみなさんにも聴いてほしいと思います。聴けば何かを感じることができるはずでしょう。


 改めて坂上さんのご冥福を心より申し上げます。


(カテゴリ:お悔やみ、音楽、坂上二郎)