「あっという間の20年間、思い出いろいろあったっけ。だけど課題はあれこれ山積みなのよねぇ」


  ー1993年5月15日に国立競技場でJリーグの最初の試合、ヴェルディ川崎横浜マリノス戦のキックオフーあれから20年経つんですよね。新しいプロスポーツの始まりから日本のスポーツ界に新しい1ページを残し、年を追うたびにいろんなプレーで感動したり怒ったり泣いたり。ゲーム以外でもいろんな出来事があり、あるときはクラブの存続を願ったり、またあるときは悲願のリーグ優勝や1部昇格で感無量の気持ちを味わったり、別のときには最後の最後で2部降格が決まって泣きながら途方に暮れたりしました。


 思い出がたくさんあってまとめるのが大変になりそうなので、思い出はここまでにしますが、その一方でJリーグが抱える課題は雑草と同じで摘んでもまた生えてくるという状態です。フェアプレイの件しかり、審判の質だったり、リーグ運営だったり、クラブ経営だったり。ひとつの課題が下火になったかと思ったら全く解決できてないところが出てきて、また議論になってしまう。良くなったり悪くなったり状況はそれぞれだから仕方ないところもあるけれど、きちんと解決した上で課題がまた出てもしっかりと議論しながら解決するのが理想なんですけどね。軌道修正は必要なところもあるだろうし。その状況でないとリーグの成長につながらないかもしれません。


 20歳を過ぎても、また面白い何かを見つけられますように。また新しい熱狂に逢えますように。そして、山積みの課題を少しずつ解決しながら進んでいけますように。Jリーグのこれからに期待したいということで、あくび一つしながらまとまらない文章を締めたいと思います。